なぜ体がゆがむのか？

この質問は多くの方から質問を受けます。

最初に説明することですが「ゆがみ＝悪」ではないです。

大事なのでもう一度言います、「ゆがみ＝悪」ではないです。

一般的には「ゆがみ＝悪」と聞いたことがある方が多くおられますので驚かれます。

いろどり整体の考えですが、

ゆがみは「悪いゆがみ」と「良いゆがみ」の二個あるというのが答えになります。

例えばですが

右の足首をねん挫した時に左足に体重をかけて右足首の痛みを軽減させた姿勢を作ったことは過去にないでしょうか？

この時の体は左側に傾いていますよね？

これが「ゆがみ」なんです。

この足首の痛みを守るために体が補正して痛みを分散させる無意識の行為が「良いゆがみ」というわけです。

ただし、足首の痛みが緩和したのに、まだ片側に体重が掛かったままの状態が「悪いゆがみ」と言えます。

一般的な本やテレビで言われているゆがみはこちらの「悪いゆがみ」を指しているものだと思われます。

「体のバランスを保つため行為＝ゆがみ」です。

痛みを軽減するため期間だけ体をゆがませることで痛みの早期回復を目指す自然治癒力の一種でもあります。

（ハンドルの遊びがあるように、ゆがみにも遊びがありますので遊びの範囲内のゆがみは症状を引き起こさないです）

しかし、痛みが無くなってもゆがんだまま（悪いゆがみ）の状態でいますと体のバランスが悪くなりさらにゆがみを悪化させます。

この、ゆがんだ状態でいますと一部の筋肉に負担が掛かりやすくなり血行不良になり老廃物が停滞して肩なら肩こり、腰なら腰痛といった症状を発生させます。

このことから肩が凝ったら肩を揉む、腰が凝ったから腰を揉むだけでは根本から症状が改善しないのも想像出来てくると思います。

ここで最初の質問に戻りまして

「なぜ体がゆがむのか？」の答えですが。

疲労が溜まった時に体がゆがみます。

本来体は日々の仕事・家事などで負担が掛かり疲労が溜まります。

その時の「良いゆがみ」を使って一部の筋肉に負担が掛からないようにします。

そして夜寝て朝起きた時にゆがみの無い正常の状態戻って次の日の生活をスタートしています。

しかし、睡眠の回復以上に日常生活で疲労がたまると朝起きた時からゆがんだ状態で一日がスタートします。

ゆがんだ状態で仕事や家事をすればさらに体はゆがみ疲労が溜まるせいで睡眠の回復以上のゆがみや疲労が溜まります。

このように「疲労」の借金をし続けている状態＝悪いゆがみの状態になるのせいで朝から「だるい」「疲れが取れない」といった状態が毎日続きます。

子供の頃はどんなに疲れていても朝起きるとスッキリしていたと思います。

子供の頃は昼間の疲れから、どんなに借金をしても睡眠でその借金を毎日０に出来ていたので朝から元気だったのです。

しかし、大人になって借金がかさむことで寝ている状態から「悪いゆがみ」のままなので回復力もなく借金が減らない日々になります。

そのせいで筋肉に負担が掛かり肩こりや腰痛、「悪いゆがみ」のままのせいで体に負担が掛かり５０肩やヘルニアなどの症状を引き起こします。

仕事や家事で体を動かして疲労がたまると血行不良から体内には老廃物が停滞します。

その老廃物を処理するのが血液です。

血行を改善すると老廃物の処理が正常に行われます。

そして血液は細胞の栄養と酸素を運び細胞の新陳代謝させます。

人間の体は食べたもので出来ています。

仮に血行が良くても質の悪い血液（ドロドロ血）だと質の悪い細胞が再生されます。

そのせいでエネルギー生産が落ちで体の冷えから不調を引き起こします。

バランスのよい食事ですと質の良い細胞が生産され体の代謝が正常に行われます。

寝ている間に体の修復（ゆがみを整える）を行います。

睡眠の質や時間が良くないと体の修復が正常に行われ無くなるせいで、不調が改善され無いままになり「朝からだるい」といった状態になります。

睡眠の質と時間が良くなりますと体の修復が正常に行われることでスッキリとした朝を迎えられます。

睡眠がしっかりできると脳の回復も行われ、ホルモンバンスの正常化や痴呆防止にもつながります。

食事、運動、睡眠の３つを心掛けることで寝ている間に体の修復や回復が行われゆがみが無い体になることでスッキリと朝起きられます。

この３つをよくすることが大切ですがいきなりは大変だと思いますのでこの中で一番出来やすいことから始めてみることがいいと思います。

それに、これは自分は出来ているというものがあれば出来ていないことをするだけでも回復力が改善しゆがみのない健康的な体になれます。

健康になるには日々の努力が１番の近道です。

慌てず、長い目で取り入れていきましょう。

その他ご不明な点がございました、お気軽にご相談ください。

いろどり整体　　佐野達也